2011/1/17

転職情報を見ていると、ほんとにだんだん今の会社(というか今の会社の社長、経営陣、マネージャー陣)に腹が立ってくる、ので見ないのが無難ではある。
今のポジションや、ここ3、4年のキャリアがいかにクソなものであるか、求人をみていると良くわかると思う。

しかし、いまの状況より良い求人はなかなか見つからない。
しかし、たまには求人をみて、もし良いものがあればだが、応募してみるのは必要かもしれない。
同時に、社内での技術系の仕事(特に光学設計)への異動の努力は必須。もし移動できたら、特許の取得とできれば論文の発表が必要。

2012/1/3 (5)

「ストロベリーショートケイクス」を見た。



星 : ★★★★☆


★は5つでも良いくらい。
面白かった!!
期待していなかったけど、ぐっと引き込まれたし、
自分の好きなタイプの映画だ。
万人受けするかどうかは知らないけれど。



インテリアの話。
秋代が棺桶で寝ているのとかは、ちょっとやりすぎだと思う。
だが、里子の部屋の感じは、かなり良かった。
あのくらいの古いマンションで、あの眺め、
そしてあの広さ。
夏はベランダでぼーっとできる。
あんな部屋に、結構本気で、引っ越したくなった。
次の部屋のイメージが決まった。
いいお部屋でした。


好きだったところといえば、秋代のON(?)とOFF(というか菊池と会うとき)の違い。

一番好きだったのは、ちひろと塔子の関係。
屋上のシーンなんか好きだな。


あとは、里子の「秋の長雨」のシーンも、なんか良かった。笑



映画全体を通して、

この世は何でも起こりうる 何でも起こりうるんだわ きっと どんなひどいことも どんなうつくしいことも
「Pink」岡崎京子

この言葉を思い出した。
どんなにひどいことだって、普通に起こる。
その事実を認識しなくてはならない。
自分の人生は、ほっておいたら(時に、ほっておかなくても)、
どんなにひどくもなり得る。
ごく当たり前に。
ほんとに困ったときは、誰かがどこかで助けてくれるというのは、
限られたシチュエーションであり、その意味で幻想である。
(自分が、人が困っているのを見たら助けられる人間でありたいとは思うが。どこまでできるだろうか。)

2012/1/3 (4)

「ジョゼと虎と魚たち」を見た。



評判が良い映画だったので、いつか見なくてはと思っていた。

評価 : ★★★☆☆

(以下ネタバレあり)






だが、自分にはちょっとあまりぐっと来なかった。
なぜか?
まあ、単純な理由としては、
主人公の妻夫木がイケメンすぎる!
いや、イケメンなのが問題ではなく、社会的強者すぎる!
(ジョゼ(池脇千鶴)は、社会的弱者にあたるが)

強者の物語に、感情移入できない(単純な理論申し訳ない)。
村上春樹のいうところの、壁と卵なら、やはり私も卵の側を擁護したい。(話がちがう?)

この物語のミソの一つは、強者である妻夫木が、強者弱者の区別なく(弱者を)好きになって
その恋がうまくいなないときに、妻夫木もある意味で「弱者」になるというところなのか。

しかし、でも「だから?」としか思えない。

弱者には実質的に選択肢の制限がきつい。
その悔しさといったら。
この映画では妻夫木は結局ジョゼを捨てていってしまうのであり
単なる強者の身勝手な、強者なら心の赴くままにいろいろなことができてしまいました
という風にしか、自分には感じられない。

ジョゼがややコミカルなのは、この映画の良いポイントなのだろうが
しかし、自分の好みとしてはコミカルさの中に、
もう1レベルのシリアスさがほしかった(シリアスさはあったが、もう1レベル)。

女性の裸を出すことで、物語を引き締めるということなのかもしれないが
大変申し訳ないが、この映画では、単なる裸にしか見えなかった。
逆に快楽としての性的興奮はあったが、それはべつに映画に求めていない(そういうものはAVで)。
前半に、窓から上半身裸の女性がでてくるところで、この物語のなかの裸の価値が一気に落ちている気がする。
裸なんか、そんなに大したものじゃないよというメッセージなのか?
だとしても、そのメッセージには共感できない。


良くわからないが、この話を好きな人は、くるりも好きなんだろう。
自分は、くるりは、全面的には好きではない。
好きな曲は何曲かあるし、すごく才能があるのはわかるのだが。

クレバーなのはわかるのだが、もう少しの泥臭さとがむしゃらさ、
そのなかで奇跡的に生まれるわずかな美しさが、
自分の好みなのかもしれない。

なんだか酷評のようになってしまいましたが、
平均レベルよりは十分におもしろい映画です。
ただちょっと、期待が大きすぎたのかも。

2012/1/3 (3)

昨日から家で1人だ。
びっくりするほど年賀メールが来ない。なんと3個くらい。
さすがに凹む。
自分が連絡などまめにして知り合いを大事にしていないのがいけないのだろうか。
一因ではあると思う。

ほんとに気が合う人とだけ付き合いを続けていればいいという説と
いろいろな人と付き合っていけば学ぶことも多いという説と
どちらも確かなように聞こえる。
いったいどちらが正しいのだろう?
言えるのは、前者の方が楽だということだ。


昨日から暇なので、映画を立て続けに見ている。

まず、スパイダーマンを1から3まで連続で見た。
キルスティン・ダンストが好きなので、とりあえず見ておかなくてはと思っていた。

期待はしていなかったが、中身ははやりぜんぜん自分好みではなかった。
あえていうなら、3がbetterです。

しかし、キルスティン・ダンストには惚れ直しました!!笑
いやー、アメリカの女優でもああ言うひとがいるんですね。
素敵すぎる。笑
自己分析するに、自分の好きな要素は、
陰がある表情、その中でみせる笑顔、そして丸顔。
とにかく好きです。
キルスティン・ダンストさん、ますます頑張ってください。

2012/1/3 (2)

昨日午後に実家から帰ってきた。

昨日の昼ごはんはおばあちゃん、おじいちゃん、おじさん家族と食べた。
いとこもきていた。
うちはいとことは、会う機会も多くなく、うちの兄弟仲が悪いこともあって、
ほとんど会話をしたことがなかった。
多分、あいさつでない会話は、いままで一度もしていなかった気がする。
しかし、昨日、一人のいとこ(お兄ちゃん)に就活について聞かれ、
ながいこと話した。食事中、ほかの人とはほとんどしゃべらず
いとことずっとしゃべっていた。
ちょっと意外な出来事。
でも、話せて良かったと思う。

まだ乳幼児だったことから知っている子(といっても今は成人)と
就活の話題で初めて話をするとは、不思議なものだ。
でも、このまま話さずにもっとお互い年をとってから初めて話すことになるのかなと
思っていて、なんだか少しの残念さと少しの申し訳なさと。
そんな状態だったから、話せて良かったな。
久々に起こったうれしいサプライズでした。

2012/1/3

明けまして、おめでとうございます。

2012年。なんて西暦が現実になる日を、想像もしていなかった気がします。


さっき思いついた今年の抱負。

・ いい人ぶらない(いい人ってなんだ?)



年は、「スプートニクの恋人」を読みながら越した。


星評価 : ★★★★★


昨年、Sさんが村上春樹のなかで最もおすすめと言っていたのと、
名前の響きが好みなので、
読もうよもうと思っていた。
昔(頼んでもいないのに)T君がハードカバーをうちに持ってきておいて行ったのがあったので。


総括からいえば、面白かった。
村上春樹は、文章が読みやすく、ストーリーもさることながら
文章そのものが面白い(皆が言うように)。

そして、怖い。怖いシーンはかなり怖い。観覧者には、もはや怖いイメージが結びついてしまった。
読書力不足の自分を、あれだけ引き込んで怖がらせる村上春樹の文章は、
やはりすごい。



血は、流されなくてはならない。
私はナイフを研ぎ、犬の喉をどこかで切らなくてはならない。


「スプートニクの恋人」村上春樹