2012/1/3 (5)

「ストロベリーショートケイクス」を見た。



星 : ★★★★☆


★は5つでも良いくらい。
面白かった!!
期待していなかったけど、ぐっと引き込まれたし、
自分の好きなタイプの映画だ。
万人受けするかどうかは知らないけれど。



インテリアの話。
秋代が棺桶で寝ているのとかは、ちょっとやりすぎだと思う。
だが、里子の部屋の感じは、かなり良かった。
あのくらいの古いマンションで、あの眺め、
そしてあの広さ。
夏はベランダでぼーっとできる。
あんな部屋に、結構本気で、引っ越したくなった。
次の部屋のイメージが決まった。
いいお部屋でした。


好きだったところといえば、秋代のON(?)とOFF(というか菊池と会うとき)の違い。

一番好きだったのは、ちひろと塔子の関係。
屋上のシーンなんか好きだな。


あとは、里子の「秋の長雨」のシーンも、なんか良かった。笑



映画全体を通して、

この世は何でも起こりうる 何でも起こりうるんだわ きっと どんなひどいことも どんなうつくしいことも
「Pink」岡崎京子

この言葉を思い出した。
どんなにひどいことだって、普通に起こる。
その事実を認識しなくてはならない。
自分の人生は、ほっておいたら(時に、ほっておかなくても)、
どんなにひどくもなり得る。
ごく当たり前に。
ほんとに困ったときは、誰かがどこかで助けてくれるというのは、
限られたシチュエーションであり、その意味で幻想である。
(自分が、人が困っているのを見たら助けられる人間でありたいとは思うが。どこまでできるだろうか。)

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